その通知、あと5秒待てませんか。
スマホに手を伸ばしかけたわたしを止めたのは、娘の「見て!」でした。
今週一番うれしかった出来事は、
スマホの中にはありませんでした。
夕飯を作っていたときです。
フライパンはジュージュー。
味噌汁が危うく沸騰しちゃいそうでした。
そのとき、
スマホが「ピコン」と鳴りました。
誰だろ?
コメントかな
急ぎの連絡だったらどうしよう..
そう思って、
わたしは包丁を置きました。
スマホに手を伸ばしかけた、その瞬間です。
「ママ、見て!」
娘の声がしました。
通知か、「見て!」か。
正直に言うと、一瞬迷いました。
通知は気になります。
何が届いたのか知りたい。
返事が遅れたら困るかもしれない。
頭では、
「あとで見ればいい。」
そう分かっています。
でも体は勝手にスマホへ向かいます。
習慣って、本当にすごいですね。
何も考えなくても、
指が画面を探してます。
でも、その日は違いました。
もう一度聞こえた
「ママ、見て!」
その声で、
わたしはスマホではなく、
娘のほうを向きました。
小さな大成功
娘は満面の笑みです。
「見て!」
そう言いながら、
得意げに足を突き出しています。
何かと思ったら…
靴下。
前後が、見事なくらい逆でした。
完璧です。
いや、
逆という意味で100点です。
本人は、
「できた!」という顔。
もう、その表情がおかしくて。
思わず笑ってしまいました。
「ほんとだね。」
そう言うと、娘はさらに誇らしそう。
世界を救ったくらいの達成感です。
その顔を見ながらわたしは思いました。
「ああ、スマホを見なくてよかった。」
通知はもう思い出せない
そのあと、
ちゃんとスマホも見ました。
返信もしました。
たぶん大事な通知だったと思います。
でも、何だったのかは思い出せません。
不思議ですよね。
覚えているのは、
逆向きの靴下。
そして、
うれしそうな娘の笑顔だけです。
それはきっと期限付き
最近、娘は一日に何度も
「見て!」と言います。
描いた絵
ジャンプ
拾った石
雲の形
正直、「またなの!?」
と思う日もあります。
夕飯を作っているとき。
仕事が立て込んでいるとき。
疲れているとき。
全部を見るのは、
やっぱり無理です。
でも、ふと思いました。
この「見て!」には、きっと期限がある。
そのうち、
友達に見せるようになって、
親にはあまり話さなくなる日が来るんだろうな。
それは成長だから嬉しいことです。
でも、少しだけ寂しい。
だから、全部じゃなくてもいい。
今日の一回くらいは、
ちゃんと顔を上げたい。
そう思いました。
今日の気付き
わたしたちは、
一日に何度も通知を開きます。
でも心に残る出来事は、
画面の中じゃなくて、
目の前にあることが多いのかもしれません。
通知はあとで見られます。
でも、
「見て!」
は、その瞬間しかありません。
来週も、
わたしはきっと迷います。
またスマホに手が伸びると思います。
でも迷ったら、
思い出したい景色があります。
逆向きの靴下を履いて、
世界一うれしそうに笑っていた
娘の顔です。
あの笑顔は
通知よりずっと長く、
わたしの中に残ってます。
今日、
大切な人から「見て!」と言われたら。
5秒だけスマホを置いてみませんか?その5秒が、
あとから思い出す
一番の宝物になるかもしれませんよ。
🌿 今週もお疲れさまでした。
もしよかったらコメントで、
最近、「見て!」と言われて、
思わず笑ってしまった出来事を教えてください。
子どもでも、家族でも。
友達でも、
ペットでも大歓迎です。
みなさんの
「見て!」を読むのを楽しみにしてます。
そしてこの記事を読んで、
「今日は少しだけスマホより目の前の人を見よう」
と思っていただけたら、とてもうれしいです。
また来週、
ここでお会いしましょうね。




娘ちゃんの見て見て~の声は、お母さん大好きの印なんですよね。
ホント情景が浮かんでくるようで、ほっこりとした気持ちになりました。
まだ子供は1歳にも満たないですが、スマホの画面を見てる親よりも、目と目を合わせて笑いかけてくれる方が慕ってくれると痛感させられたばかりで、ちょうどこの記事を見つけました。
これから"見て〜"と言うようになった時にも、きちんとその瞬間を楽しみたいと思います✨