会社員だから、夢が叶った。
わたしにとって、安定は挑戦を支える土台でした。
※これは、「会社員だけが夢を叶えられる」という話ではありません。
あくまでわたしにとって、「会社員という土台が夢を支えてくれた」という話です。
「安定」は、夢の反対側にある。
ちょっと前までのわたしは、
本気でそう思ってました。
「絵本を出版するの。」
退勤後に乗ったエレベーターで、
母にLINEで報告した日を覚えてます。
首にはまだ社員証が掛かっていて、
リュックには、会社のパソコン。
スーツ姿の人の方が珍しくなってきたなぁ..
そう思いながら、
夕方の駅へ向かう道を早足で歩いていました。
少し前までのわたしなら、
この景色を見ながら思ってたはずです。
「早く会社を辞めて、好きなことだけで生きたい。」
でも、その日は違いました。
ふっと浮かんだのは、
「会社員だったから、ここまで来られたんだ。」
ということばでした。
会社員は、夢の敵だと思っていた
仕事が終われば保育園へお迎え。
家事。育児、家事。
子どもを寝かせたら、一日も終わりです。
「時間さえあれば…」
それが心の中の口ぐせでした。
SNSでは、
会社を辞めて
好きなことだけで生きている人たちが輝いて見えます。
そのたびに、
「会社員だから無理なんだ。」
そう思うことで、
自分を納得させてました。
朝3時、狭い机から始まった
ある日から、
子どもと一緒に20時に寝る生活に変えました。
そして朝3時。
夫の仕事部屋の机の隅が、わたしのアトリエです。
コーヒーをいれて、パソコンを開く。
キャラクターを描いて。
AIで何度も試して。
「なんか違う。」
「もう少し優しい表情かな。」
そんな独り言を繰り返しながら、
少しずつ形にしていきました。
誰にも見られていない時間です。
拍手もありません。
でも、その静けさがすごく好きでした。
会社員だったから、続けられた
ある日、同僚に聞かれました。
「最近、朝早いらしいですね。」
「そうなんです、3時に起きてます。」
そう答えると、
「3時!?それってもはや朝なんですか!?
さすがに真似できない…」
と笑われました。
わたしも笑ってました。
でも心の中では、
別のことを思ってました。
だって朝3時に起きることより、
朝に会社へ向かうほうが難しい日もあるからです。
それでも、
会社員だったから生活は壊れませんでした。
毎月のお給料がある。
だから絵本は、
「売れなければ終わり」
ではありませんでした。
焦らず描き直せる。
もっと良くしたいと思える。
その時間を持てたのは、
生活を支えてくれる場所があったからです。
安定は、挑戦の反対ではなかった
昔は安定か、挑戦か。
その二択だと思ってました。
でも、本当は違いました。
安定があったから挑戦できたんです。
会社は、夢を止める場所ではありませんでした。
夢を育てる土台でした。
そのことに気づくまで、
ずいぶん時間がかかりました。
夢は、静かに育っていた
夢が叶う日は、
もっと派手な日だと思っていました。
でも実際は違いました。
会社帰りの駅。
首には社員証。
リュックには会社のパソコン。
その横には、
絵本のアイデアノートが入ってました。
今日は出社日。
首にかける社員証もリュックに入れました。
そして明日も、
朝3時に机へ向かいます。
「安定」と「挑戦」は、
どちらかを選ぶものだと思ってました。
でも今は、
その両方があったから夢が育ったと思っています。
あなたが今、
静かに育てている夢は何ですか。
よかったらコメントで教えてくださいね。



