人見知りの娘には、コンビニへ入る前のルーティンがある。
かまってほしい。でも恥ずかしい。その間で揺れる姿を見て、地域とのつながりを考えるようになりました。
今日は何でいこうかな
コンビニの前まで来ると、
娘は決まって一度立ち止まります。
嫌がっていた帽子をかぶったり、
背中側にあったポシェットをお腹側にもってきたり。
忘れた日は、わたしのバッグをごそごそ…
今日は何でいこうかな
そんな作戦会議をしているのが、
手に取るように分かるんです。
平日ランチのあと、
夫と寄るコンビニがあります。
土日は3歳の娘も一緒です。
レジのおばちゃんが、
娘のことを本当にかわいがってくれるんです。
娘なりの営業活動
娘は人見知りです。
知らない人が近づくと、
ドキドキして指を口に入れてしまいます。
でも、このコンビニのおばちゃんだけは別。
「かわいいねぇ~」
と、会うたびに目を細めてくれます。
娘もそのことを、ちゃんと分かってます。
普段は「じゃま!」と言ってかぶらない
マイメロディの帽子も、
この時だけは自分からかぶります。
帰りには「もういらない。」
と渡されるので..
結局、いつもわたしの荷物です。
(親って気づくと荷物増えていきません?)
お気に入りのプリン型ポシェットを忘れた日は、
わたしのバッグをごそごそ。
代わりにアピールできそうなものを探します。
そして最後はコンビニのかご。
「おもた〜い!うんしょ、うんしょ〜!」
もちろん、本当はそんなに重くありません。
でも娘は、
「こんなに頑張ってます!」って顔して。
おばちゃんは、
「すごいねぇ!がんばれ~!」
と、毎回拍手をして驚いてくれます。
最近は、
「今日は帽子なんだね。」
なんて、小さな変化まで
見つけてくれるようになりました。
娘は一生懸命アピールして、
おばちゃんは毎回ちゃんと驚いてくれる。
二人とも、
毎回初めて見るみたいな顔をするんですよ。
そのやり取りを見ていると、
子どもは家族だけで育つんじゃないんだな。
そんなことを思います。
わたしが知らなかった景色
わたしは生まれも育ちも東京です。
人と関わりすぎない距離感が当たり前で、
それが心地いいとも思ってました。
一人暮らしをしたときも、
近所へ挨拶に行ったことはありません。
されたこともありません。
でも親になって、
少し考えが変わりました。
地域で娘のことを知ってくれている人がいる。
娘も、その人を知っている。
それだけで、親はこんなにも安心するんだ。
だから最近は、
マンションの清掃をしてくださる方や、
エレベーターで一緒になった方にも、
必ず挨拶をするようになりました。
返してくれない人もいます。
でも、それでいい。
わたしが勝手に続けたいことだからです。
「こんにちは」が言えた日
娘は今まで、
エレベーターで人が乗ってくると、
照れて指を口に入れていました。
でも先日。
本当に小さな声で、
こんにちは..!
って言えたんです。
相手の方も笑顔で、
「こんにちは。」
と返してくださいました。
娘は顔を真っ赤にして、
わたしの後ろへ隠れます。
さっきまでコンビニでは、
あんなに張り切ってたのに。
そのギャップが、おかしくって。
でも心の中では拍手してました。
あいさつは、仲良くなるためのものじゃない。
関わるきっかけを、
一つ増やしてくれるものなんですね。
今日も娘はぜったいに、
コンビニの前で一度立ち止まります。
帽子をかぶって、準備万端。
その横でわたしは、
帰りには、この帽子また持つんだろうな..
と思いながら、
娘の小さな作戦を見守ってます。
こういう通り過ぎてしまいそうな景色を、
これからも書き残していきたいと思ってます。
もし気に入っていただけたら、
また読みに来てもらえたら嬉しいです。



恥ずかしがり屋さんで帽子をかぶる場面が浮かび上がりました😊
ママにピッタリだったんですね。
「いらない」ってツンデレ感がキュンとしました💓
娘さん可愛い…!✨
朝からほっこり☺️
今日もその風景が見られると思うと楽しみですね🤭